ニュース&トピックス

2013.9.26
新着情報:慶應義塾大学教授・DiTT副会長/事務局長 中村 伊知哉様からのメッセージ

慶應義塾大学メディアデザイン研究科教授・DiTT副会長/事務局長 中村 伊知哉様よりメッセージを頂戴しました。

2013年、教育の情報化は力強く前進しました。政府はデジタル機器で学習する環境の実現に力を入れています。2014年から15年にかけて、域内の全小中学生にタブレット端末を配備する方針を掲げる地方自治体も登場しています。学校の先生方が取り組む姿も熱を帯びています。教材も豊富になってきました。
問題は、教育の魂である「教科書」のデジタル化です。教科書会社が自ら力を入れ、しかも協力してその環境を整備するCoNETSの結成は、長く連結した客車の先頭にようやく機関車が現れた、そう受け止めました。
紙面の表示、書き込み、動画の再生、学習履歴の保存。どの端末でも、共有されたインタフェースで、戸惑わずにデジタル教科書が使える。学校での実証を重ね、円滑に広がることを期待します。さらに、この共通プラットフォームは国際標準規格のEPUBをベースとしています。豊かな日本の教材をクラウドで海外に展開して、世界の子どもたちが学ぶ、そんな姿も描きたいものです。

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